2022年3月15日
元通産大臣で自民党東京都連最高顧問の深谷 隆司先生による温故知新塾が開催されました。
この日は、ロシアによるウクライナ侵攻についてご講義いただきました。
一連の問題を受け、私たちが最も憂慮すべき点は、ブタペスト覚書が破られた点であると深谷先生は述べられました。ブタペスト覚書は、ソ連崩壊時にウクライナが所持していた核兵器を放棄することを条件に、アメリカ・イギリス・ロシアがウクライナの安全保障を約束するものでした。このような安全保障を巡る取り決めが破られてしまう可能性を、私たちは憲法9条等の議論においても考慮しなくてはならないと警鐘を鳴らされました。
また、命が狙われる中ウクライナに留まり、決して逃げることなく闘い続けるゼレンスキー大統領を称賛されました。
今世界が最も注目する問題に対し、最前線で国政を動かしてこられた深谷先生ならではの見解をお示しいただき、日本人としてどのように受け止めるか、考察を深めた温故知新塾となりました。