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深谷隆司先生による「第2回 温故知新塾」を開催しました

2018年2月26日

元通産大臣で自民党東京都連最高顧問の深谷 隆司先生を塾長にお招きし、「温故知新塾」を開催しました。

今上天皇の生前退位を前に、今期は天皇制についてお話しいただいています。第2回目となる今回は、深谷先生が「大喪の礼」に立ち会われた昭和天皇についてお話しいただきました。

何よりも、昭和天皇の日本を思うお心の大きさにふれ、今の日本に生かされていることに対する感謝の念を深めました。

終戦間際、軍部が本土決戦に踏み切ろうとしている中、国の意思決定をゆだねられた昭和天皇は、「一人でも多くの日本人に生き残ってもらい、そこから国を立て直していくことが大切」「自分はどうなっても構わない」と、戦争をやめる決意をなさったそうです。

そして終戦後、昭和天皇はマッカーサーのもとを訪れ「私が戦争責任者。死刑は覚悟しているから、日本国民の生活が困窮しないようお願いしたい」と懇願したそうです。命乞いをしに来たと思っていたマッカーサーは、昭和天皇を「最上の紳士」と称えたそうです。

関東大震災、太平洋戦争と災いの続いた激動の時代に、日本国の安穏・平和への「祈り」という最大の職務を力強く全うされた昭和天皇のお心に、深く感銘を受けました。

次回は、深谷先生が即位の礼に立ち会われた今上天皇についてお話しいただきます。