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【症例】30代男性「歯ぐきが腫れて歯の痛みもある」歯ぐきの位置を下げる外科処置「歯冠長延長術」を行い、適合の良い被せ物を装着して歯ぐきと歯の根の先の炎症を解消させた症例

ご相談内容
「歯ぐきが腫れて、歯の痛みもあるため治療をしていきたい」とご相談いただきました。
カウンセリング・診断結果
患者様は上の前歯5本(右上犬歯/3番〜左上側切歯/2番)を被せ物で治療されていましたが、歯の根の治療「根管治療(こんかんちりょう)」が不十分であることと、被せ物の適合が悪いことにより、歯ぐきや歯の根の先に炎症が起こっていました。

土台となるご自身の歯の高さが足りていないため、安定した被せ物を製作することができなくなっており、このままでは抜歯が必要になる恐れがありました。
行ったご提案・治療内容
上の前歯5本の根管治療をしっかりとやり直して歯の状態を安定させてから、歯ぐきの位置を下げる外科処置「歯冠長延長術(しかんちょうえんちょうじゅつ)」を行い、適合の良い被せ物を作製する治療をご提案しました。

歯冠長延長術は、歯質が歯ぐきより深い位置にある状態を改善する外科治療です。
歯ぐきの切開や、歯の周りの骨を整える外科治療によって歯ぐきの位置を下げ、歯ぐきより上にご自身の歯が出ている状態を作り出します。
歯を抜かずに治療ができ、長期間安定する被せ物の装着が可能になることをご説明し、同意いただきました。

まず古い被せ物を丁寧に除去し、根管治療を行いました。
その後、歯冠長延長術で歯の高さを確保し、傷が治るのを待ちました。
歯ぐきが安定してから型取りを行い、適合の良い被せ物を作製して装着しました。
術後の経過・現在のご様子
歯の根の先や歯ぐきの炎症が消失し、お口の中が健康的になりました。
患者様にも「歯を抜かずに治療することができて良かった」と大変お喜びいただきました。

現在も定期的な検診でご通院いただき、良好な状態を維持しておられます。
この治療のリスクについて
・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります
・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります
・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します
・外科処置後のメンテナンスを怠ると、良好な結果が得られない可能性があります
診療種別
保険診療
※自由診療の場合もあり
治療費総額の目安
保険診療に準ずる
※自由診療の場合もあり
治療期間の回数
3回
1回目:外科処置
2回目:消毒
3回目:抜糸

治療前

治療中

治療後

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