コラム
甘いのにむし歯予防につながる甘味料「キシリトール」

ガムを代表とするお菓子に含まれている「キシリトール」。
“歯によい”といった効果が謳われていますが、それは本当なのでしょうか?
また、そもそもキシリトールとはどのような成分で、歯科予防にどのような効果があるのでしょう?
今回はそんな、キシリトールに関するコラムをお届けします。
そもそもキシリトールとは?
キシリトールは天然の糖アルコールで、果物や野菜などに含まれています。また、樺の木糖に含まれる成分を原料として工業的につくられることもあります。甘味度は砂糖と同等であり、糖アルコールのなかではもっとも強いのが特徴です。ちなみに、溶解時に熱を奪う特性があることから、お菓子などに使われる際には相性のよいミント味が採用されるケースが多いようです。
むし歯の発生を防げるのはキシリトールだけ
「むし歯にならない甘味料」というのは、実は世の中に数多く存在します。しかし、これはあくまでも“むし歯の原因になるプラークや酸がつくられない”だけであり、むし歯の発生を防ぐわけではありません。
一方、キシリトールは数々の甘味料のなかで唯一、むし歯の発生を防ぐ優れた効果が証明されています。これはさまざまな臨床研究の結果からわかったことであり、その研究はなんと1975年からすでに発表されていました。
なお、多くの糖アルコールにはだ液の分泌や歯の再石灰化を促進するといった作用があり、キシリトールも例に漏れずこの性質を持ちます。ただし、キシリトールにはそれに加え、以下の特別なむし歯予防作用(特異的作用)があります。
- 非発酵性:口腔に酸を一切つくり出さない
- プラークの改良:プラーク内で酸がつくられにくくし、酸の中和も促進する
- ミュータンス菌の抑制:むし歯の原因になりやすいミュースタン菌の数と酸の生産を減少させる
キシリトールがむし歯を防げるのは、糖アルコールが持つ作用に加え、こうした特別な作用を持っているからなのです。
追加型むし歯予防法としておすすめ
キシリトールがむし歯予防に効果的なのは前項でふれたとおりです。だからと言って、キシリトール入りのガムなどを食べていればむし歯にならない、というわけではありません。
大前提として、お口の健康を保つためには以下の習慣を続けることが大切です。
- 毎日の歯みがき
- フッ素入り歯磨き粉の使用
- 正しい食生活
- 歯科医院での定期検診
キシリトールの使用は、これらの習慣によってもたらされる予防効果を向上するのが目的です。そのため、追加型むし歯予防法として捉えるのが適切であると言えます。
まとめ
知っているようで知らない「キシリトールの効果」について、ご理解いただけたでしょうか。とくに、最後の項目でご紹介した「キシリトールは追加型むし歯予防法である」という点は、ぜひ覚えていきたいポイントです。まずは基本的な歯科予防にきちんと取り組むことが大切。そのうえで、キシリトールを上手に活用していきましょう。
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