専門医が作ったインプラント治療の流れ

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専門医が作った
インプラント治療の流れ

インプラント治療において最も重要なポイントとは

インプラント体と骨の接合状態を獲得する

 インプラント治療とはチタン製のインプラント体(実物は直径4㎜で長さ10㎜)を骨の中に埋め込む手術(埋入手術)をして、インプラント体の表面をできるだけ多くの骨と接合させてかみ合わせを作ります。そのインプラント治療にとって最も重要なのが、インプラント体と骨の接合状態を獲得するという事です。

インプラント体と骨との接合面積をできるだけ多く

 食事をする際、普通の食事で10~20kgの力が1本の歯に加わっているといわれています。固いものを食べるときには60kgもの力がかかることもあるそうです。ですので、インプラント体と骨との接合面積をできるだけ多くしておく必要性があります。そうすることで、末永くインプラントを使っていただけるようになるのです。

術後3週間が決め手!!

インプラント体が動かないようにしておくことが最も重要

 インプラント体の表面が骨と接合するのは埋入手術後3週間で決まるといわれています。この3週間、インプラント体が動かないようにしておくことがこの接合面積を多くする最も重要なポイントとされています。例えば、足や手の骨が折れたときに、ギブスで固定して1ヵ月とか2カ月動かないようにして、骨と骨をくっつけます。インプラント治療でも同様に、体にとって異物であるインプラント体を骨の中に埋めて骨と接合させるのですから、できるだけ動かさない方が良いのです。

埋入手術後3週間の食生活に注意

 特に、埋入手術後3週間が重要で、例えば、やわらかいドロドロの食事(嚙まなくても飲み込める状態)にすることで、あごが動かなくていいようにする、当然、手術した部位とは反対側の方を使っていただく、といったことが必要になります。また、上あごでは、鼻汁をかんだりすすったりする行為は、上あご全体に大きな力がかかるので、注意が必要になります。

 そういったことに注意していただくと、インプラント体表面がより多くの骨と接合するようになります。この3週間でのケアーが悪いと、長い間骨の中に埋めておいても骨とインプラント体の接合面積は変わらないとされています。

インプラントと全身的疾患・喫煙との関係性

 それにも増してインプラント体と骨を接合させるのに重要なのが、全身的疾患です。一般的な病気として、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧、心疾患、貧血が挙げられますが、その他に骨の代謝異常が起こっているような病気がある場合、透析を受けている場合には、骨接合しない、あるいは、骨接合が悪いといった状態になります。さらに、喫煙が同じように骨接合を妨げます。ですので、インプラント治療を希望された場合には、全身的病気、喫煙に関して詳しく話を聞きます。

インプラント治療の流れ

 図に示した治療の流れは、骨接合を重視し、全身的病気あるいは喫煙といった妨げになる条件のない場合のものです。基本的に上あごの方が、少し時間がかかりますが、これは、骨質が上あごの方が柔らかいからで、少し時間を置くようになっています。

 この治療の流れの中で、もし、埋入手術後のケアーが悪く、骨接合面積が十分に獲得できてない場合には2回目の手術時に抜けてきたり、仮歯で噛んでいただいているインプラントが動いたり、1、2年後にインプラントに痛みがでたりしてしまいます。

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