医療法人 徳真会グループ

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ホワイトニング
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コラム

ホームホワイトニングとクリニックホワイトニングの比較について

ホワイトニングを検討したことがある方は「ホームホワイトニング」と「クリニック(オフィス)ホワイトニング」という代表的な2つの施術を耳にしたことがあるかと思います。これらは「自宅で自分で行うのか」、それとも「歯科医院で歯科医師や歯科衛生士に施術してもらうのか」という違いだけではありません。それぞれ、白くする仕組みも効果も、大きく異なります。それぞれの特徴を比較してみましょう!

ホワイトニング材の比較

ホワイトニングが目指すところは、歯の着色汚れを落とすことです。少々専門的な話になりますが、歯の汚れを落としてくれるのは、過酸化物が分解したときに生じる活性酸素です。ホームホワイトニングとクリニック(オフィス)ホワイトニングの違いはまず、ホワイトニング材に含まれる成分が異なることです。異なる二つの過酸化物の違いは、歯に塗られてから汚れを落とすまでの時間にあります。この時間の差によって、効き目が出る歯の“場所”が変わります。

ホームホワイトニングで使用する薬剤

ホームホワイトニングで使用する薬剤には、過酸化尿素が入っています。過酸化尿素は、“のんびり屋”です。歯の表面に塗っても、すぐには汚れを落としませんが、歯の内側まで浸透してから、汚れを落とし始めます。ですので、ホームホワイトニングは、歯の内側を白くすることを目標としています。

クリニック(オフィス)ホワイトニングで使用する薬剤

クリニック(オフィス)ホワイトニングで使用する薬剤には、過酸化水素が入っています。過酸化水素は、“せっかち”です。歯の表面に塗られたら、すぐに汚れを落とし始めてます。ですので、クリニック(オフィス)ホワイトニングは、歯の表面を白くすることを目標としています。

施術の方法を比較

ホームホワイトニングの施術方法

歯科医院で歯型をとり、自分に合うマウスピースを製作します。マウスピースに薬液の入ったジェルを入れ、自宅で毎日数時間装着します。

クリニック(オフィス)ホワイトニングの施術方法

歯科医院にて、歯科医師か歯科衛生士が施術を行います。歯にホワイトニング剤を塗布し、2,3時間光を当てて薬剤の効果を高めます。

効果の比較

ホームホワイトニングの効果

効果が出るまでに時間はかかりますが、継続するとクリニック(オフィス)ホワイトニングよりも白くなります。また、一度白くなれば、白さが長持ちします。

クリニック(オフィス)ホワイトニングの効果

高い濃度のホワイトニング剤を使用し、光を当てて薬剤の効果を高めます。短期間で歯を白くすることができ、白さは最高でA1程度まで明るくなります。しかし、白さの後戻りが早いので、白さを維持するためには、毎月、歯科医院で施術を受けることが理想的です。

施術時間と期間の比較

ホームホワイトニングの施術時間と期間

1回の施術時間は2~3時間ほどですが、日々の継続的な施術が必要です。白さの度合いによっては、実感いただけるまでに、数ヶ月かかります。

クリニック(オフィス)ホワイトニングの施術時間と期間

1回の施術時間は、30分~60分間。1回から3回程度の施術で、実感いただける白さになります。

費用の比較

ホームホワイトニングの費用

マウスピース製作代は、20,000円程度です。また、ホワイトニングジェルが必要になり、こちらは1本3,000円程度です。

クリニック(オフィス)ホワイトニングの費用

30,000円程度です。メンテナンスの場合は10,000円程度になります。

それぞれの施術が向いているケース

ホームホワイトニングが向いている方

  • 歯並びの不正があり、クリニック(オフィス)ホワイトニングに使用する光照射が届かない方
  • 口が小さくてクリニック(オフィス)ホワイトニングに使用する開口器具が入らない方
  • 治療跡が少なく、エナメル質の透明度が高い方
  • 毎日の施術時間を確保できる方

クリニック(オフィス)ホワイトニングが向いている方

  • 年齢的な黄ばみがある方
  • むし歯などの治療に先がけて行う方
  • 毎日の施術を行う時間がなく、短期間で歯を白くしたい方

おまけ:パーフェクト(デュアル)ホワイトニングについて

ホームホワイトニングとクリニック(オフィス)ホワイトニングの両方を、同時進行で行う施術を、徳真会グループでは「パーフェクトホワイトニング」と呼んでいます。費用は少し高くなりますが、外側と内側の両方を白くするので、もっとも短期間で効果的に歯を白くすることができ、白さが継続します。

まとめ

患者さまのお口の状況によって、白くする方法が限られてくる場合もございます。まずは、歯科医院にて歯科医師や歯科衛生士の診断を受けて、患者さまお一人おひとりに合った方法をお選びいただくことをおすすめします。